NYダウ、39ドル高の4万2196ドル…中東情勢の緊迫化で一時200ドル下落

ニューヨーク証券取引所

　【ニューヨーク＝小林泰裕】2日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価（30種）の終値は前日比39.55ドル高の4万2196.52ドルだった。売り買いが交錯して小幅な値動きにとどまった。

　2日に発表された米国の雇用者数の増加幅が市場予想を上回り、米景気が堅調に推移しているとの見方が強まった。一方で中東情勢の緊迫化は相場の重しとなり、一時200ドル近く下落する場面もあった。

　IT大手セールスフォースや医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループなどが値上がりした。1日に発表された業績が市場予想を下回ったスポーツ用品大手ナイキは7%安と急落した。

　IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は14.76ポイント高の1万7925.12だった。