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福井市の副市長を書類送検へ…社会福祉法人に再就職の元市幹部にライバル業者の情報漏らした疑い

読売新聞 / 2024年10月3日 19時38分

福井市役所

 福井市の介護保険事業の公募に応じた事業者の非公開リストを漏らしたとして、福井県警は4日にも、同市の小寺正樹副市長(59)を地方公務員法(守秘義務)違反容疑で書類送検する方針を固めた。起訴を求める「厳重処分」の意見をつける。捜査関係者への取材でわかった。

 県警は、小寺副市長にリストの提供を求めたとして、同市の社会福祉法人「新清会」職員で、元市幹部の男(70歳代)についても同法(唆し)違反容疑で書類送検する。

 捜査関係者によると、小寺副市長は市福祉部長だった2022年6月下旬頃、市が同年に行った認知症対応型グループホーム(共同生活介護)整備・運営事業者の公募に応じた事業者の非公開リストを元市幹部の男に漏らした疑い。

 公募には新清会を含む6事業者が名乗りをあげ、新清会など2事業者が審査を通過。新清会は国から約3600万円の助成を受けた。県警は、元市幹部が審査を有利に進めるためにライバル業者の情報を求め、小寺副市長は元市幹部との関係を重視して便宜を図ったとみている。

 小寺副市長は22年4月から市福祉部長を務め、今年1月から現職。元市幹部は10年に市議会事務局長を最後に退職していた。

 小寺副市長は7月中旬、読売新聞の取材に「コメントしない方がいいと思う」と繰り返した。

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