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東電の装置、デブリつかんでいた…取り出し開始予定3日前に動作確認し元の場所に戻す

読売新聞 / 2024年10月3日 21時37分

取り出し装置の先端の爪状の器具(右上)でデブリをつかむ様子=東京電力提供(9月14日撮影)

 東京電力は3日、福島第一原子力発電所2号機で行われている溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出しで、9月14日にデブリをつかんでいたことを明らかにした。東電は取り出しに使う爪状の器具の機能を確認できたとしている。

 取り出し装置は釣りざおのような形状で、同10日から原子炉格納容器に向けて押し込み始めた。同14日、装置先端の爪状の器具が格納容器の底部に到達した際に、動作確認の一環で、大きさ3~4センチほどのデブリをいったんつかんで、元の場所に戻したという。

 東電は同17日にデブリの取り出しを進める予定だったが、装置先端部のカメラ2台の映像が正常に映らないことが判明。装置を原子炉格納容器の外側にある金属製の隔離箱に引き戻し、同26日からカメラの電源を入れ直すなどして復旧を試みていた。

 東電は今月4日、カメラに強い電圧をかける作業を行う。これで復旧しなかった場合、カメラの交換が必要となる可能性もあり、デブリ取り出しの中断が長引くのは避けがたい状況だ。

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