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AI時代「人の尊厳」探求…慶応大「X ディグニティセンター」設立記念シンポジウム

読売新聞 / 2024年10月3日 22時24分

シンポジウムで発言する山本龍彦・慶大教授(左から2人目)ら(3日午後、東京都港区で)

 AI(人工知能)時代における人間の「尊厳(ディグニティー)」について、様々な分野の研究者らが集まって研究する慶応大学の「クロス ディグニティセンター」の設立記念シンポジウムが3日、東京都港区の慶大三田キャンパスで開かれた。

 デジタル空間では、過激な情報で関心を引くことで経済的利益を得る「アテンション・エコノミー」が広がっている。さらにAIが大量の情報を生成し、偏った情報に囲まれることで、人々の認知がゆがみかねない状況が起きている。センターで共同代表を務める山本龍彦・慶大教授は、「AIが加速度的に発展する中で、人間の尊厳をいかに定義し、実現していくべきか。真の領域横断、文理融合の研究で探究する」と語った。

 センターは、産業界や市民社会との連携も重視しており、企業関係者らによるアドバイザリーボードも設置した。議長を務める読売新聞グループ本社の山口寿一社長もシンポジウムに出席。「AI開発の最先端では3か月刻みで局面が変わると言われる。これほど速い変化の時代は、人類は経験したことがなく、すでに未知の領域に入っている」とし、センターの活動に期待を示した。

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