「世界」につながるダンスバトル、KAZUfreakが優勝「今まではアングラだったけど…」
読売新聞 / 2024年10月5日 19時6分
観客参加型のフリースタイルダンスイベント「Red Bull Dance Your Style(レッドブル・ダンス・ユア・スタイル)」日本大会が5日、名古屋市中区の久屋大通公園で行われた。優勝は地元・愛知県のダンサー・KAZUfreak(31)。優勝者は今年11月にインド・ムンバイで行われる世界大会に出場する。(デジタル編集部 古和康行)
レッドブル・ダンス・ユア・スタイル日本大会は2018年から開催され、今年で5回目。オールジャンルのダンスバトルで、歴代のヒットソングを使用し、観客が勝敗を決めることが特徴だ。レッドブルによると、日本人のTHE D Sorakiが日本人として初めて優勝した2022年の世界大会は、関連の動画がSNSやユーチューブで計1億回以上再生されるなど、世界的に注目を集める大会の一つだ。
この日行われた日本大会は、16人のダンサーが参加。ヒップホップのほか、ポッピン、ハウス、ワック、クランプなど様々なジャンルのダンサーが戦った。
決勝に進んだのは、地元・愛知県出身のKAZUfreakと仙台市出身のUmi。ともにヒップホップダンサー同士の戦いになった。地元の声援を受けながら踊ったKAZUfreakは大会を通じて、硬派なダンススタイルで勝ち上がった。一方のUmiは、ヒップホップを軸にしながらアクロバティックな動きも取り入れて、伝わりやすいダンスで会場を味方につけて勝ち上がった。
決勝は3曲で行われた。1曲目はCiaraの「Level Up」。アップテンポな曲調に合わせKAZU freakは地面を
2曲目は、今年を代表するバイラルヒットとなった千葉雄喜の「チーム友達」。互いにヒップホップのダンサーだけに得意なテンポのビートとなった。KAZUfreakはステージ全面を使いながら観客をあおり、歌詞に合わせた動きを取り入れた。また、相手に襲いかかるようなムーブを見せるなど、攻撃的なダンスで一気に会場を味方につけた。
3ラウンド目はTylaの「Water」。メローな曲調だったが、KAZUfreakは、2ラウンドで見せた攻撃的なムーブから打って変わって、バレエのようなターンを見せるなど軽やかなステップを踏み、「ボキャブラリー」の多さを見せた。一方のUmiは多彩なステップワークとアクロバットなムーブで対抗したが、終盤に単調さが目立ち、KAZUfreakの勝利で戦いの幕が閉じた。
優勝決定直後には、観客席から飛び出してきた長女の
「仕事つかみたい」
Red Bull Dance Your Styleに初参戦だったというKAZUfreak。妻でレゲエダンサーのCHIERIさん(31)と共に、愛知県豊明市でダンススタジオ「RIDDIM」を経営する。
中学2年生からヒップホップダンスを始め、今はダンススタジオの経営やワークショップ、クラブのショーケースなどが活動の中心。「大きなダンスバトルとは無縁。ずっとアンダーグラウンドなダンスバトルなどで戦ってきた」という。
ヒットソングで戦わなければならないダンス・ユア・スタイルは「戦いづらかった」という。普段、踊る曲は90年代の洋楽ヒップホップが中心で、硬派なスタイルが売りだが、「観客がジャッジするシステムだったので、普段はやらないバイブレーション(体を振動させるダンスムーブ)とかをやっちゃって……。ちょっと恥ずかしかったですね」と笑う。世界大会への切符を手に入れ「初めてダンスで海外に行く。まさかこんな大きな大会で行けるとは思わなかった」と笑顔を見せた。
演技中は、最前列でCHIERIさんと珠椛ちゃんが常に見つめていた。家族の声援を受け、自身のヒップホップスタイルを貫きながらの優勝。「いつまでも『アンダーグラウンド』にとどまっているのではなく、子どものためにも有名になって多くの仕事をつかみたい」と語ったKAZUfreak。インドでの世界大会は目前だ。家族のためにも、「硬派なヒップホップダンサー」は成功をつかみ、地下から
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