女川原発２号機、１１月上旬に発電再開見通し…東北電社長「再稼働に向けたスケジュールはほぼ計画通り」

女川原発（２０２２年、読売ヘリから）

　東北電力の樋口康二郎社長は５日、女川原子力発電所（宮城県女川町、石巻市）２号機について、事実上の再稼働と位置付けられる「原子炉起動」を今月下旬にも行い、１１月上旬に発電を再開するとの見通しを示した。村井嘉浩知事ら立地自治体の首長による視察後、記者団に述べた。

　東北電はこれまで原子炉起動を「１０月頃」としており、樋口社長は「再稼働に向けたスケジュールはほぼ計画通り進んでいる」と説明した。

　２号機は再稼働に向けた設備の点検を行っており、原子力規制委員会の確認を経て原子炉を起動させる。東日本大震災で事故を起こした東京電力福島第一原発と同じ沸騰水型軽水炉（ＢＷＲ）としては、震災後初めての再稼働となる。