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日本最長の私道は32km…30年ぶりロードレース開催へ

読売新聞 / 2024年10月6日 14時0分

うべサイクルカップの会場となる宇部伊佐専用道路(UBE三菱セメント提供)

 山口県宇部市は、市内を走る企業専用道路の「宇部伊佐専用道路」で、12月8日に自転車ロードレース「うべサイクルカップ」を初開催することを決めた。同道路を活用した国際ロードレース大会を今後開催することを視野に入れた実証イベントと位置づけている。全長32キロの「国内最長の私道」を地域おこしの起爆剤としたい考えだ。(本岡辰章)

 「宇部興産道路」という通称でも知られる同道路は、UBE三菱セメント(本社・東京)が所有。美祢市伊佐地区の鉱山付近と宇部市沿岸部に位置する同社の敷地内を結ぶ形で、南北に走っている。

 日頃は、鉱山で産出されたセメント原料の石灰石を工場などに運ぶ大型トレーラーが行き交い、一般の立ち入りは禁止されている。この道路が一般参加できるイベントの会場となるのは1994年のアジア競技大会ロードレース部門の開催以来で、30年ぶりとなる。

 今回の大会では、プロのロードレーサーや、日常的にロードバイクに乗っている人など、四つのカテゴリー別に40人ずつを募集する。同道路の船木―流川間の往復18・2キロを競う。

 小学4~6年の部門とサイクリング部門も設ける。船木―西宇部間の往復10・8キロを走る。

 コースを走った参加者の満足感などを調べ、今後の本格大会の実施の可能性を探る。市は来年度、市内の観光スポットを自転車で巡るツアー「ポタリング宇部」の実施も計画している。

 参加受け付けは今月8日から。希望者は市ホームページやポスターなどに掲載されたQRコードを読み込むなどして申し込む。申し込み多数の場合は抽選で決める。

 篠崎圭二市長は「宇部市にしかできないレースにしたい。自転車を活用した観光コンテンツとしてインバウンドの増加も目指す」と話している。

 問い合わせは市観光交流課(0836・34・8353)へ。

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