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【推しの子】と「有馬」つながりでコラボ、盛況の有馬温泉…限定グッズやスタンプラリーで「温泉推し」増やす

読売新聞 / 2024年10月7日 8時3分

温泉街に並ぶ【推しの子】ののぼりを手にPRする弓削さん(神戸市北区で)

 「関西の奥座敷」と呼ばれる有馬温泉(神戸市北区)を、JR東海や地元企業が人気アニメ「【推しの子】」で盛り上げようと、10月末までの期間限定でオリジナルグッズの販売やスタンプラリーなどをしている。アニメのヒロインの一人「有馬かな」の名字と地名が同じなのが縁で実現し、多くのファンが訪れている。(辻井花歩)

 アニメは週刊ヤングジャンプ(集英社)で連載中の漫画が原作で、アイドルの子どもに転生した主人公が、ある目標のために芸能界でのしあがる物語だ。2人組の音楽ユニットYOASOBIによる主題歌「アイドル」が世界的に大ヒットするなど、国内だけでなく海外にもファンが多い。

 コロナ禍のなかでも旅を楽しんでもらおうと、2021年にJR東海が始めたコラボキャンペーン「推し旅」の一環。10月末まで、新幹線の車内ではスマートフォンなどで、アニメの登場人物によるオリジナルボイスドラマを聞くことができる。

 温泉街では、旅館「元湯龍泉閣」など4か所を巡ると描き下ろしイラストがもらえるアナログスタンプラリーや、現実世界とデジタル映像を重ね合わせるAR(拡張現実)技術でキャラと記念写真を撮ったり、オリジナルボイスを聞けたりするデジタルスタンプラリーを楽しめる。

 さらに作品をイメージしてつくられたカレーや、キャラクターたちがパッケージに描かれた入浴剤なども販売され、購入すれば店ごとのカードがもらえる。

 名物「炭酸せんべい」を製造販売する「三ツ森本店」のオーナー弓削次郎さん(52)によると、同店ではオリジナルキーホルダー500個が10日ほどで完売。作中のエピソードからファンが付けた有馬かなの愛称が「重曹ちゃん」ということから、原材料に重曹を使った炭酸せんべいも人気で、9月の店の売り上げは前年同月比で2割増しになった。

 弓削さんは「大反響で地元も喜んでいる。コラボをきっかけにアニメと同じく有馬温泉を推してくれるファンをつけたい」と語る。

 西脇市からスタンプラリーに参加した女性会社員(48)は「大変だったけど推しキャラのために頑張った。いつもと違う温泉地の楽しみができてうれしい。ぜひまたコラボして」とほほ笑んだ。

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