「真夏のギラギラしたヒマワリと違って風情がある」…２ヘクタールの遊休農地で遅咲き２０万本見頃

遅咲きのヒマワリを観賞する人たち（６日、みどり市で）

　群馬県みどり市の「吹上地区ひまわり花畑」で約２０万本の遅咲きのヒマワリが見頃を迎えている。地元住民らでつくる「上鹿田むらづくり推進協議会」が遊休農地約２ヘクタールで栽培し、数十年以上前から続いているという。市観光課によると、猛暑の影響で発芽しなかったヒマワリもあったが、ほとんどが例年通り花を咲かせた。

　６日は午前中から観光客らが訪れ、一面に広がるヒマワリをスマートフォンで撮影しながら散策を楽しんでいた。仙台市泉区からやってきた女性（６３）は「真夏のギラギラしたヒマワリと違って風情がある」と見入っていた。

　１２日～１４日には恒例の「花畑まつり」が開かれ、「笠懸の武技」として伝わる流鏑馬（やぶさめ）などがヒマワリが咲き誇る中で披露される。同課は「黄色い花のじゅうたんを楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。

　入場無料。問い合わせは同課（０２７７・７６・１２７０）へ。