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「食文化向上活動、料理人地位向上活動の父」 服部幸應さん死去、追悼の声続々

J-CASTニュース / 2024年10月6日 10時45分

「食文化向上活動、料理人地位向上活動の父」 服部幸應さん死去、追悼の声続々

死去した服部学園の服部幸應理事長。悼む声が相次いでいる(写真:Pasya/アフロ)

料理評論家の服部幸應(本名・染谷幸彦)さんが死去した。78歳だった。複数メディアによると、2024年10月4日に服部さんが校長を務める服部栄養専門学校で倒れ、救急搬送されたのちに死亡が確認されたという。

多くのテレビ番組でも活躍した服部さんの訃報に、各界から悲しみの声が相次いでいる。

9月末には「『喉が痛く声が出ない』と仰りながらも立派に総会の議長を勤めあげ」

服部さんは1977年に服部栄養専門学校の校長に就任し、料理評論家として活躍した。かつて人気を博した料理バラエティ「料理の鉄人」(フジテレビ系)で解説者を務めるなど、テレビ番組への出演や、料理の監修などでも知られる。

幅広い活躍を見せた服部さんの突然の訃報に、SNSでは悲しみの声が相次いでいる。

パティシエの鎧塚俊彦さんは、インスタグラムを通じて「私達の食文化向上活動、料理人地位向上活動の父といえる服部幸應先生が他界されました」と投稿。服部さんが写った集合写真を添え、「写真は9月30日。他界される4日前の食文化ルネサンス総会の時のものです。『喉が痛く声が出ない』と仰りながらも立派に総会の議長を勤めあげられました」と服部さんが体調を崩していたことを明かした。

「服部先生は私が欧州から帰国したばかりの頃から可愛がって下さり様々な活動やメディアにも引き入れて下さいました」と振り返り、「もっともっとご指導頂きたかった。もっともっと叱咤激励して頂きたかった」と寂しさをにじませた。

料理バラエティ「愛のエプロン」(テレビ朝日系)などで共演したTOKIOは、グループ公式Xを通じて「服部幸應様のご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます」とした。

「番組を超え、あらゆる面でもお力添えをいただき、料理の楽しさ、食事の大切さを教えていただきました」としている。

「服部先生の残されたものは、これからも、食文化として、生き続けていく」

バラエティ番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)の人気料理企画「BISTRO SMAP」や、自身が主演したドラマ「グランメゾン東京」(TBS系)などで親交があった木村拓哉さんは、インスタグラムのストーリーズで「服部先生 心からご冥福をお祈り申し上げます」とした。

岩下食品社長の岩下和了さんは、かつて「商品を広げたい一心で、電話帳に載っている料理学校に、岩下の新生姜を無償で1ケースずつ送りつけるという、無謀極まる商品紹介を行った」ところ、「数少ない反応して下さった先に、服部幸應先生がいらっしゃった」と振り返った。

その後も親交があったといい、訃報に際し「寂しさでいっぱいですが、先生への感謝の気持ちから思い出を探ると、それが未来へとつながっているのを感じます。岩下の新生姜ひとつを取ってもそうなのですから、食にまつわる様々な分野で、服部先生の残されたものは、これからも、食文化として、生き続けていくのだと確信いたします」としている。

タレントのデーブ・スペクターさんは、自身のXに服部さんと共演した写真を公開し「服部幸應さんが他界。NYまで一緒に行ってとても楽しい方でした」とした。

「一度、横浜中華街で打ち上げに行ったらゆっくりしたらいいのにチリエビの歴史を話してくれたり厨房に入って挨拶したり鉄板ネタをみんなにシェア。専門学校などでたくさんのレガシーを残して、正に料理の鉄人」と当時を懐かしんだ。

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