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凱旋門賞、シンエンペラーは12着…武豊騎乗のアルリファー11着

読売新聞 / 2024年10月7日 0時27分

凱旋門賞で優勝したブルーストッキング(6日、パリ・ロンシャン競馬場で)=AP

 【パリ=平地一紀】フランス競馬の世界最高峰レース、第103回凱旋門がいせんもん賞(GI・芝2400メートル)が6日、パリロンシャン競馬場で16頭が出走して行われ、日本から参戦した坂井瑠星りゅうせい騎乗のシンエンペラー(おす3歳、栗東・矢作芳人厩舎きゅうしゃ)は12着に敗れた。武豊が手綱を取ったアイルランド調教馬のアルリファー(牡4歳)は11着だった。優勝は英国のブルーストッキング(めす4歳)。

期待のシンエンペラー、本来の伸び見せられず

 今年の凱旋門賞も日本調教馬に厳しい現実が突きつけられた。父も母も2020年の優勝馬ソットサスと同じで、期待を集めたシンエンペラーも雨で重たくなったパリロンシャンの馬場に沈んだ。

 シンエンペラーは先頭を見る好位置でレースを展開。だが、最後の直線で坂井が必死に手綱をしごいて馬へゴーサインを送っても、本来の伸びは見られなかった。鞍上は「満足のいく乗り方はできたけど、結果を出せなくて残念」と落胆した。

 シンエンペラーの重賞勝利は昨年の京都2歳S(G3)のみだが、強豪がそろった9月のアイリッシュチャンピオンS(アイルランドGI)で3着に入るなど欧州競馬への適性の高さを見せていた。それだけに、海外GIで輝かしい結果を残してきた矢作調教師も、「状態は良かった。敗因をつかみきれない」。悔しそうに言葉を絞り出した。

武豊「厳しい結果。馬の状態は良かったと思う。最後の直線に向く手前で(馬の)反応がなかった」

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