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ダルビッシュが先輩の貫禄、地区Sドジャース戦で7回1失点で勝利投手…大谷翔平は無安打

読売新聞 / 2024年10月7日 12時13分

1回無死、空振り三振に倒れた大谷(投手・ダルビッシュ)(6日)=片岡航希撮影

 【ロサンゼルス=平沢祐】米大リーグは6日、ナ・リーグ地区シリーズ(5回戦制)が行われ、大谷と山本を擁するドジャース(西地区1位)がダルビッシュと松井が所属するパドレス(西2位)と対戦。2-10で敗れ、対戦成績は1勝1敗となった。先発のダルビッシュは7回を投げて1失点の好投で、勝利投手になった。1番指名打者で出場した大谷は4打数無安打、2三振だった。

 フィリーズ(東1位)は7―6で千賀のメッツ(東3位)にサヨナラ勝ちし、1勝1敗とした。

 ともにメジャーを代表する選手である大谷とダルビッシュが、短期決戦のプレーオフの舞台で初めて相まみえた。

 大谷はダルビッシュについて、「メジャーリーグに来る時もそうだし、その前に日本でプレーしていた時も、ずっとテレビで見て、憧れていた選手の一人」と話す。一回、打席に入る際にヘルメットのつばを触って笑みを浮かべ、マウンドのダルビッシュに向かって小さく頭を下げた。

 初対戦だった韓国・ソウルでの開幕戦を含め、今季は2試合で計5打数1安打。「メジャーでもトッププレーヤーだし、(対戦は)すごく光栄なこと」と語るダルビッシュは、前日に3ランを放っている大谷に対し、低めに球を集め、厳しいコースを突いた。武器である多彩な変化球を駆使して的を絞らせず、六回までの3打席を空振り三振、一ゴロ、投ゴロと完璧に抑えた。

 「大谷君だけじゃなくて、他にも素晴らしい選手がいるので、全員にしっかり集中したい」と強調していたダルビッシュ。レギュラーシーズンで54本塁打、59盗塁をマークした大谷を封じ、先輩の貫禄を示した。(帯津智昭)

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