君の瞳は何ワット？…写真で「発電能力」計測、人気声優がイケボで評価

関西電力の「キラメキ電力調査」は、自分の瞳の発電能力を計測できる＝同社提供

　わたしの瞳は何ワット？――。関西電力は、自分の写真をアップロードすると、瞳の輝きから生み出される「発電能力」を計測できる専用サイトを７日に開設した。

　「キラメキ電力調査」で、発電能力は、平均輝度や目の面積などに基づく計算式から割り出す。「空想科学読本」の著者として知られる柳田理科雄氏が計算式などを監修した。

　割り出した瞳の電力を基に「通天閣を一晩ライトアップするには約３００万人必要」など、関西ゆかりのスポットの照明を賄うのに必要な人数も紹介する。犬や猫などペットの写真も計測できる。

　若い世代にエネルギーへの関心を高めてもらうのが狙いで、人気イラストレーターや声優とコラボした。ポケモンカードのデザインで知られるさいとうなおきさんら５人がオリジナルキャラクターを描き、人気アニメ「ＳＰＹ×ＦＡＭＩＬＹ（スパイファミリー）」に出演する江口拓也さんら声優５人が、各キャラにふんして発電能力を魅力的な「イケボ（イケてるボイス）」で評価してくれる。

　関電の担当者は「瞳で実際に発電することはできないが、大まじめに調査した。楽しみながらエネルギーや環境問題を考えてもらえれば」と話している。