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パドレスの日系4世「ヒギー」がだめ押し2ラン、ドジャース粉砕…ポストシーズン最多3本塁打

読売新聞 / 2024年10月7日 13時27分

ドジャースとの地区シリーズ第2戦、9回にだめ押しの2ランを放つヒガシオカ(6日)=AP

 日本時間7日に行われた米大リーグのナ・リーグ地区シリーズ第2戦で、パドレスがドジャースに10-2で大勝し、対戦成績を1勝1敗とした。ダルビッシュが多彩な変化球を駆使して7回1失点と好投したこの試合。松井裕樹は登板しなかったが、ある日系選手がホームランを放つなど勝利に貢献した。(デジタル編集部)

 その選手は、ダルビッシュの投球を受けたカイル・ヒガシオカ。9番捕手で先発出場すると九回に2ラン本塁打をバックスリーン左のスタンドに打ち込んで勝利を決定づけた。

 ヒガシオカはカリフォルニア州生まれの日系4世で34歳。2008年のドラフト7巡目(全体230位)でヤンキースに入団した。17年にメジャーデビュー。田中将大(楽天)ともバッテリーを組み、交流があった。23年にはキャリア最多の92試合に出場して、今季からパドレスでプレーする。ニックネームは「ヒギー」だという。

 昨年までの7年間で40本塁打だったが、今年は長打力が増して17本塁打。さらにポストシーズンに入ると、ブレーブスとのワイルドカードシリーズで2試合連発し、周囲を驚かせた。そしてこの日も力強いスイングでポストシーズン3号を放った。まだ、ドジャースやヤンキースは2試合しか行っていないとはいえ、同僚で21年のホームラン王、フェルナンド・タティスと並ぶ今回のポストシーズン最多本塁打だ。

 パドレスがこの試合で放った6本塁打は、大リーグ公式サイトによると、ポストシーズンのメジャー史上最多タイ記録。大谷翔平が4打数無安打と沈黙した試合で、日本ではあまり知られていない日系選手が、ダルビッシュの好投を引き出しただけでなく、歴史的な本塁打攻勢の一翼を担った。

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