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神奈川県庁でカスハラ2300件、対応時間は6300時間…土下座要求・はさみで切りつけも

読売新聞 / 2024年10月8日 14時8分

神奈川県庁

 顧客などから理不尽な要求を受ける「カスタマーハラスメント(カスハラ)」を経験したとする神奈川県庁内の部署の割合が4割超に上ることが県の調査でわかった。昨年度、庁内全体では約2300件のカスハラ事案が確認され、対応にかかった時間は計約6300時間に上ったという。

 県議会での県の報告によると、調査は7~8月、庁内の425部署を対象に実施。182部署が昨年度1年間に「カスハラを受けたことがある」と回答。このうち20部署が「100回以上受けた」とした。

 年間での部署ごとの案件数の最多は291件、対応時間の最長は約900時間だった。1回に5時間の対応を余儀なくされた事案もあったという。

 内容別(複数回答、昨年度以外も含む)では「威圧的な言動」が156部署で最多。電話や窓口などでの「長時間にわたる要求」が147部署、脅迫や暴言など「精神的な攻撃」が140部署で続いた。SNSへの実名や映像の投稿、土下座の要求、胸ぐらをつかまれたり、はさみで切りつけられたりする暴行・傷害事案もあり、対応にあたった職員が心療内科などの医療機関を受診するケースもあったという。

 職員からはカスハラ防止のため、電話の通話録音機能の整備などを求める声が上がっているといい、県は今回の調査をもとに、今年度内に対策の方針をまとめる考えだ。

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