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核実験で健康被害出たカザフスタン、原発建設の国民投票に7割賛成…石炭火力発電から転換か

読売新聞 / 2024年10月8日 10時47分

6日、カザフスタン南東アルマトイ州の投票所で、票を投じる有権者ら=ロイター

 中央アジアの旧ソ連構成国カザフスタンで6日、原子力発電所の建設の是非を問う国民投票が行われた。中央選挙管理委員会は7日、賛成が71・12%を占めたとの暫定結果を発表した。カシムジョマルト・トカエフ大統領が推進する原発建設が実現に向け前進することになる。投票率は63・66%。

 カザフスタンは現在、石炭火力発電に依存しており、トカエフ氏はカザフスタンが世界有数のウラン産出国であることを踏まえ、エネルギー安全保障の観点から原発建設を推進してきた。

 だが、旧ソ連時代の1949年から40年間、東部セミパラチンスクで約450回の核実験が行われた結果、近隣住民の健康被害を生んだ過去もあり、国民投票の結果が注目されていた。

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