第３戦パドレス先発キング、今シーズンは大谷翔平を苦手に…ダルビッシュに対策「尋ねたい」

好投から一夜明け、練習に臨むダルビッシュ（７日）＝片岡航希撮影

　【サンディエゴ（米カリフォルニア州）＝平沢祐】米大リーグは７日、ア・リーグ地区シリーズが行われ、前田が所属するタイガース（中地区３位）が３―０でガーディアンズ（中１位）に勝ち、１勝１敗とした。前田は出場登録メンバーから外れている。

　８日に第３戦を戦うナ・リーグの大谷と山本のドジャース、ダルビッシュと松井のパドレスは、第３、４戦の会場となるパドレスの本拠地・ペトコパークでそれぞれ調整した。６日に７回１失点と好投し、勝ち投手となったダルビッシュもグラウンドに姿を見せ、キャッチボールを行った。

　互いに１勝１敗で迎え、ドジャースのロバーツ監督が「非常に重要な試合」と位置づける第３戦。指揮官はビューラーに先発を託した。今季１勝６敗、防御率５・３８と苦しんだ右腕は、「質の高いスタートでチームが勝てるようにしたい」と挽回を誓う。

　一方、パドレスの先発は、レギュラーシーズンで１３勝９敗、防御率２・９５と安定感抜群のキングだ。１日のワイルドカードシリーズ初戦では、ブレーブス相手に７回無失点、１２奪三振と圧巻の投球を披露し、チームを勢いづけた。

　ただ、大谷には今季、９打数４安打、１本塁打と打たれている。地区シリーズ第２戦で大谷を完璧に封じてみせたダルビッシュに「何を見て、どんなアプローチをしたのか尋ねたい」と話しており、改めて対策を練るつもりだ。