衆院選での「不記載議員」公認問題、石破首相「国民の不信や怒りに党として誠実に対応」

参院本会議で答弁する石破首相（８日、国会で）

　石破首相（自民党総裁）は８日の参院本会議で行われた代表質問で、党派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、収支報告書に不記載があった議員の衆院選での公認問題について「国民の不信や怒りに党として誠実に対応していく」と述べた。

　首相は９日に衆院を解散し、「１５日公示―２７日投開票」の日程で衆院選に臨む。「最終的な公認権者は総裁である私だ。引き続き適切な方法で地元の理解が得られているかなどで判断する」とも語った。

　重大なサイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」の導入に向けた法整備については、新たに担当相を置いたとした上で、「有識者会議の議論も踏まえ、可能な限り早期に法案を示せるよう検討をさらに加速する」と説明した。