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ガザ戦闘1年、イスラエルで犠牲者の追悼式典…ミサイル警報で地面に身を伏せるなど一時混乱

読売新聞 / 2024年10月8日 20時42分

7日、イスラエル・テルアビブで行われた追悼式典で、犠牲者に黙とうをささげる参列者=笹子美奈子撮影

 【テルアビブ(イスラエル中部)=笹子美奈子】イスラム主義組織ハマスとイスラエルの戦闘が始まってから1年となった7日、同国の商都テルアビブで犠牲者の追悼式典が開かれた。開催直前にミサイル警報が鳴り響き、参列者らが地面に身を伏せて待機するなど会場は一時混乱した。

 ハマスに拉致された人質の解放を求める家族らの団体が主催した。当初4万人以上の参加が見込まれたが、イスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘が激化したことから規模を大幅に縮小し、出席者は約2000人にとどまった。

 弟(当時20歳)を亡くしたインバル・ブルチムさん(24)は「痛みを共感し合える式典なので参加した。政治信条や信仰心に差があっても、家族を殺されたのは皆同じ。国民は団結するべきなのに、政府が分断させている」と憤った。

 政府主催の式典も別途行われたが、家族らは停戦交渉で人質解放を最優先にしない政府に不満を抱き、政府の式典で家族の名前と写真を使わないよう求めた。

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