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ロシアと「パートナーシップ条約」結んだ北朝鮮、ウクライナへの正規軍派遣「可能性が高い」…韓国国防相が見解

読売新聞 / 2024年10月8日 22時49分

北朝鮮の国旗

 【ソウル=依田和彩】韓国の金龍顕キムヨンヒョン国防相は8日、国会国防委員会で、ウクライナを侵略するロシアを支援するため、北朝鮮がウクライナに正規軍を派遣する可能性が高いとの見方を示した。

 金国防相は「露朝は軍事同盟に匹敵する相互協定を結んでいるため」と説明した。露朝が6月の首脳会談で締結した「包括的戦略パートナーシップ条約」では、いずれかが武力侵攻を受ければ軍事的援助を提供することが明記されている。

 金国防相は、ロシアが占領するウクライナ東部で北朝鮮軍の士官6人が3日のウクライナによるミサイル攻撃で死亡したとの報道は「事実である可能性が高い」とも語った。

 ウクライナの英字紙「キーウ・ポスト」は4日、6人が死亡したのは、ドネツク州ドネツク近郊にある露軍の演習場で、露側が北朝鮮側に訓練を実演していたという。同紙によると、ウクライナ国防省情報総局は昨年、ウクライナの露占領地域に工兵を含む少数の北朝鮮軍関係者が訪れたと指摘した。

 北朝鮮は、ベトナム戦争と1973年の第4次中東戦争にパイロットを派兵したほか、シリア内戦に地上部隊を派遣したとタス通信が2016年3月に報じている。

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