「子どもが息をしていない」と母親が１１９番、１歳男児が死亡…腹部に暴行を加えられたか

大阪府警察本部

　大阪市平野区長吉出戸のマンション３階の一室で７日、この部屋に住む男児（１）が心肺停止の状態で見つかり、搬送先で死亡が確認された。大阪府警は８日、司法解剖の結果、死因は腹腔（ふくくう）内出血だったと発表。何者かが男児の腹部に暴行を加えた可能性があるとみて、殺人や傷害致死の容疑を視野に捜査している。

　７日正午頃、２０歳代の母親が、布団の上でうつぶせになり、顔が青くなっているのを見つけ、「子どもが息をしていない」と１１９番していた。この部屋には、母親が約１年前から交際している２０歳代の男性が出入りしており、府警が２人から事情を聞いている。

　府警によると、男児は８月２３日、哺乳瓶に入ったミルクが体にかかってやけどし、数日間入院していた。病院から連絡を受けた児童相談所が、府警に家族の情報を問い合わせていたという。