ホンダ、EV主要部品の大幅な「小型・軽量化」に成功…航続距離伸長・コスト削減で米中の新興勢を追撃へ
読売新聞 / 2024年10月9日 0時0分
ホンダは、2026年から世界で販売予定の新型電気自動車(EV)「0(ゼロ)シリーズ」で、主要部品の大幅な小型・軽量化や部品数の削減に成功したと明らかにした。航続距離の伸長とコスト削減につなげ、出遅れているEV開発で、米テスラや中国BYDを追撃する。
今月初め、報道関係者向けの技術説明会で説明した。
新型EVでは、電力を制御するインバーターを既存EVより約40%小型化させた。一体成型で大型鋳造部品を作る新技術「メガキャスト」も採用。車載電池の外枠部分について、従来は60個以上あった部品を5個にまで削減し、約6%薄型化。一連の技術により、車体全体で100キロ・グラムの軽量化を実現したという。
三部敏宏社長は説明会で、「(米中の新興勢と)対抗するには、既存の価値観の延長線上では駄目だ」と強調。抜本的に開発を見直していると説明した。次世代電池の本命とされる全固体電池の開発については、「(試験ラインの稼働が)少し遅れているが、戦略変更はなく、20年代後半に量産をしたい」と述べた。
ホンダは今年1月、米ラスベガスで開催された家電・IT展示会「CES」で、ゼロシリーズの試作車2車種を公開。ホンダが全世界共通で販売する初のEVで、航続距離482キロ・メートル以上を目指している。来年1月のCESにも出展を予定。また、ソフトウェアの更新で機能を高められる次世代車「SDV」についても新たな情報を発表する方針だ。
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