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兵庫知事選、失職知事・参院議員・前市長・元官僚ら過去最多7人が立候補へ…自民党は候補者探し

読売新聞 / 2024年10月9日 8時16分

 兵庫県の斎藤元彦前知事(46)の失職に伴う知事選(31日告示、11月17日投開票)は、斎藤氏を含む過去最多の7人が立候補する見通しとなった。構図は固まりつつあるが、自民党の対応が定まっていない。

 兵庫県尼崎市の前市長、稲村和美氏(51)は8日、県庁で記者会見を開き、知事選に無所属で立候補する意向を表明した。「県政の混乱や停滞をこのままにしておけない」と強調。政党の推薦は求めず、幅広い支援を集めることを目指すという。県議会の第4会派「ひょうご県民連合」所属の立憲民主党県議らが個別に稲村氏を支援する考えだ。

 斎藤氏は失職した9月30日以降、街頭活動を繰り返し、SNSでの発信にも力を入れている。8日朝、同県加古川市内の駅前で街頭に立った後、記者団に「県民と多く接し、自分の考えを伝えたい」と述べた。

 2021年の前回知事選で斎藤氏を推薦した日本維新の会は、参院議員の清水貴之氏(50)の擁立を決めた。清水氏は維新の公認か推薦で立候補予定。知事選の前には27日投開票の衆院選が行われるため、党内には「衆院選の候補者と清水氏が連携してアピールできる」と期待する声がある。

 自民党は前回、維新とともに斎藤氏を推薦したが、今回の対応は未定だ。県議団は今月1日に立候補を表明した元経済産業省官僚の中村稔氏(62)と面談したが、支援を見送った。一部には稲村氏を推す声もあったがまとまらず、独自候補の擁立を一時断念した。国会議員から異論が出て候補者探しを続けることになったが、めどは立っていない。ある国会議員は「独自候補を擁立できなければ衆院選に悪影響が出る」と話す。

 知事選にはこのほか、共産党が推薦する医師の大沢芳清氏(61)と同県加西市の元市長、中川暢三氏(68)が立候補を予定。8日にはレコード会社経営の福本繁幸氏(58)も出馬の意向を明らかにした。

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