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ヒズボラ指導者の後継候補を殺害と発表…イスラエル国防相「今や首脳不在の組織だ」

読売新聞 / 2024年10月9日 12時21分

 【エルサレム=西田道成】イスラエル紙ハアレツによると、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は8日、ビデオ声明を出し、レバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ師の後継候補を殺害したと発表した。後継候補の氏名は明らかにされていないが、殺害されたのは、ヒズボラ幹部のハシム・サフィディン師とみられる。

 イスラエル軍は今月3日夜から4日未明にかけ、レバノンの首都ベイルートで、サフィディン師を狙った空爆を行っていた。殺害が事実とすれば、ベイルート南郊のヒズボラ本部への空爆で9月に殺害されたナスララ師に続くもので、ヒズボラに打撃になりそうだ。

 イスラエルのヨアブ・ガラント国防相も今月8日、「ヒズボラは今や首脳不在の組織だ。ナスララは殺害され、後継者も排除されたようだ」と述べ、ヒズボラの弱体化を強調した。ただ、ネタニヤフ氏の声明後、軍報道官は「ベイルートでの空爆の結果は依然、評価中だ」との声明を公表した。

 一方、ロイター通信は8日、イスラエル軍がシリアの首都ダマスカス西部にある住居ビルを空爆し、女性や子供を含む民間人7人が死亡し、11人が負傷したと報じた。ハアレツによると、ヒズボラ高官が標的という。

 中東情勢は、イランから弾道ミサイル攻撃を受けたイスラエルが報復を警告し、緊張が高まっている。イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザやレバノンなど多正面で軍事作戦を続けている。

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