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知床遊覧船の桂田精一社長を起訴…カズワン出航を止めなかったとして業務上過失致死罪で

読売新聞 / 2024年10月9日 10時3分

桂田精一容疑者

 北海道・知床半島沖で2022年4月に発生し、乗客乗員26人が死亡・行方不明となった観光船「KAZU I(カズワン)」の沈没事故で、釧路地検は9日、運航会社「知床遊覧船」社長の桂田精一容疑者(61)を業務上過失致死罪で釧路地裁に起訴した。

 海難事故を巡り、操船に直接関与していない経営者の刑事責任を問うのは異例。桂田容疑者は当時、同社の運航管理者や安全統括管理者を自ら兼任しており、検察当局は「天候悪化が予想されているのに出航を止めなかった桂田容疑者の過失は大きい」と判断した。

 カズワンは22年4月23日午前10時頃、強風・波浪注意報が出る中で斜里町のウトロ漁港を出発。知床岬で折り返した後、午後1時半頃に半島西側の「カシュニの滝」付近で沈没した。

 第1管区海上保安本部は9月18日、運航管理者などとして出航を中止させる義務を怠り、乗客24人と船長(当時54歳)、甲板員(同27歳)が犠牲となる事故を招いたとして、業務上過失致死などの容疑で桂田容疑者を逮捕していた。

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