５人立候補予定の参院岩手選挙区補選、１０日告示…衆院選と同日選へ

　広瀬めぐみ・前参院議員（５８）の辞職に伴う参院岩手選挙区の補欠選挙が１０日、告示される。投開票は２７日で、衆院選と同日になる見通し。

　新人で政治団体「世問（よと）う国民党」代表の小田々豊氏（６９）、立憲民主党の前参院議員・木戸口英司氏（６１）、いずれも新人で前滝沢市議の田中亜弓氏（５３）、政治団体「幸福実現党」総務会長の松島弘典氏（６７）、参政党の党職員・吉田利也氏（４８）の５人が立候補を予定している。

　小田々氏は、人口減少対策や一極集中に代わる地方が主役の社会実現を訴える。木戸口氏は、暮らしを重視する経済・財政政策への転換や政治改革を目指す。田中氏は、ペットの飼育を通じた高齢者の健康増進や廃校の利活用を掲げる。松島氏は、減税による「小さな政府」の実現や防衛力の強化を主張する。吉田氏は、１次産業の活性化や子どもの個性を伸ばす教育の実現を訴える。

　立候補の届け出は、１０日午前８時半から同９時半は盛岡市内丸の盛岡地区合同庁舎８階大会議室で、同９時半から午後５時は県庁８階の県選挙管理委員会事務局で受け付ける。