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区割り変更後初の衆院選…水戸・下妻・笠間・常陸大宮・小美玉の5市で選挙区分割解消

読売新聞 / 2024年10月9日 19時3分

 15日公示、27日投開票の日程で行われる見通しの衆院選は、茨城県内7選挙区のうち5選挙区が新たな区割りで行われる。水戸、下妻、笠間、常陸大宮、小美玉の5市は、これまで同じ市内で選挙区が分かれていたが、小選挙区の「1票の格差」を是正する改正公職選挙法により、今回からその分割が解消される。有権者の混乱を避けるため、各自治体はSNSやチラシの活用で周知徹底を図っている。(大我寛樹)

 これまで1区と2区に分かれていた水戸市は、今回から1区に統一される。市は多くの市民に周知するため、市の公式LINEで区割り変更に関する情報を14日に配信する予定だ。市の公式X(旧ツイッター)やフェイスブックでも発信するという。担当者は「急な選挙となったので、投票で混乱を生じないよう、積極的に周知したい」と話す。

 1区と7区に分割されていた下妻市も7区に統一される。そこで市選管は、10日に各世帯へ配布する市の広報紙と合わせて、変更に関するチラシを配布する予定だ。

 有権者からは、新たな区割りに戸惑いの声も聞かれる。2区から1区に編入された水戸市内原町の70歳代の女性は、変更を知らなかったといい、「候補者が変わると、誰に投票するかの判断が難しくなる」と漏らす。同所の住民(89)は「地域に政治家が来ることは少なく、候補者を知らない人が多いのでは」と語った。

 一方、立候補予定の各陣営は、新たな選挙区に入った地域でのアピールに躍起だ。1区から出馬を予定する陣営関係者は「候補者が変わり、有権者は戸惑いもあったと思うが、(積極的に)顔を見せて支援を呼びかけてきた」。別の陣営関係者は少しずつ手応えを感じているようで、「付き合いのない地域に入るのは大変だったが、最近は良い反応も見られる」と話す。

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