吉野家・松屋・すき家が値引き合戦、並盛300円台に…期間限定キャンペーンで客足回復狙う
読売新聞 / 2024年10月9日 20時37分
大手牛丼チェーン3社が、いずれも「並盛」が300円台となる大幅な値引きを期間限定で始めた。かつて「デフレの申し子」と呼ばれた牛丼も、近年は原材料高などで値上げが相次ぐ。各社は割引を通じ、値上げで離れた客足の回復と、新規客の開拓を目指す。
吉野家は9日、牛丼を100円値引きする1週間のキャンペーンを始めた。通常498円(店内飲食・税込み、以下同じ)の並盛が398円となる。こうした割引企画は2011年以来、13年ぶりという。
東京都千代田区の有楽町店では9日、ランチタイムを過ぎても客足が途切れなかった。数年ぶりに訪れたという都内の会社員女性(23)は、「SNSで知った。100円引きは大きい」と話していた。
松屋は8日から15日まで、すき家も9日から16日朝まで、値引きクーポンを公式アプリなどで配る。松屋の牛めし並盛は通常430円が380円に、すき家の牛丼並盛は通常430円が350円になる。
各社は近年、物価高や円安を受けて値上げを強いられてきた。吉野家は21年以降、4年連続で値上げを実施し、今年7月の値上げで並盛が498円になった。19年(387円)から比べると、111円値上がりしている。
関係者は、「値上げが客足にも影響している」とみる。各社は割引キャンペーンで注目を集め、値上げによって離れた客を取り戻し、新たな客層を引き寄せる考えだ。
牛丼各社は10年代前半、主要原材料の米国産牛肉を円高などで安く調達できたため、激しい値下げ競争を繰り広げた。吉野家では並盛280円まで下がったこともあり、デフレを象徴する存在となった。
この記事に関連するニュース
-
“牛丼戦争”300円台の攻防 大幅値下げのワケは?
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年10月9日 18時26分
-
牛丼大手3社が値下げ 「並盛り」300円台に 新規顧客の獲得目指し競争激化
RKB毎日放送 / 2024年10月9日 17時48分
-
牛丼「並」3社そろって300円台、物価高でも期間限定で値下げ
ロイター / 2024年10月8日 18時30分
-
「待ってました!」 吉野家、牛丼&牛皿が100円引きに!! 13年ぶりの“値引き祭”に「これは食べるしかない!」
ねとらぼ / 2024年10月5日 12時11分
-
吉野家、13年ぶり「100円引き」キャンペーン…9日から1週間限定・「並盛」398円に
読売新聞 / 2024年10月4日 17時41分
ランキング
-
1サイゼリヤの進化か、改悪か? メニュー削減と2000店舗拡大の裏にある戦略
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年10月9日 5時15分
-
2「煽り運転」に「ブレーキ」で仕返しは同罪!?知っておきたい”罰則”と”対処法”を解説
ファイナンシャルフィールド / 2024年10月9日 2時10分
-
3セブン&アイ、カナダ社から新たな買収提案 7兆円程度=関係者
ロイター / 2024年10月9日 17時19分
-
4イオン、純利益76%減=人件費増で―8月中間決算
時事通信 / 2024年10月9日 19時51分
-
5“牛丼戦争”300円台の攻防 大幅値下げのワケは?
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年10月9日 18時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください