石破首相がラオス到着、ＡＳＥＡＮと日中韓３か国の首脳会議に出席へ…就任後初の外国訪問

ラオスに到着した石破首相（手前）（１０日午前、ラオス・ビエンチャンで）＝川口正峰撮影

　【ビエンチャン＝上村健太】石破首相は１０日午前（日本時間同）、東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）関連首脳会議に出席するため、政府専用機でラオス・ビエンチャンのワッタイ国際空港に到着した。首相の外国訪問は就任後初めて。

　午前に行われる日本とＡＳＥＡＮとの首脳会議では、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向け、各国との連携を確認する。東・南シナ海情勢や経済協力についても議論するとみられる。その後、ＡＳＥＡＮと日中韓３か国（ＡＳＥＡＮプラス３）の首脳会議に出席する。

　午後には、中国の李強（リーチャン）首相と初の日中首脳会談に臨む。建設的かつ安定的な日中関係の構築に向け、対話を通じて懸案を解決していく方針で一致する見通しだ。韓国の尹錫悦（ユンソンニョル）大統領とも初めて対面で会談し、来年の国交正常化６０周年を見据えた日韓の協力強化を申し合わせる。