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ノーベル化学賞の英グーグル・ディープマインド社CEOら、AIリスク対処に国際協力不可欠と強調

読売新聞 / 2024年10月10日 10時47分

記者会見するハサビス氏(左)とジャンパー氏(9日、オンライン会見の動画から)

 【ロンドン=中西梓】2024年のノーベル化学賞の受賞が決まった英グーグル・ディープマインド社のデミス・ハサビス最高経営責任者(CEO)と、同社のジョン・ジャンパー氏が9日、オンラインで記者会見を開いた。人工知能(AI)には科学の発展を加速する可能性とともに、偽情報など悪用リスクもあると指摘し、リスクを防ぐための国際的な協調が不可欠だとの考えを示した。

 両氏は、たんぱく質の構造を予測するAIモデル「アルファフォールド」を開発した功績が評価された。

 ハサビス氏は「AIは人類史上、最も変革的な技術の一つだ」と述べた。ジャンパー氏は、AIを活用すれば病気の早期解明や創薬、ワクチン作製などが短時間でできるようになるとし、「AIやコンピューターによって、人類の健康に重要な研究がより良く行えるようになる」と語った。

 一方でハサビス氏は、AIが悪用されるリスクを踏まえ、安全性を確保するために「できるだけ幅広い国際的な協力が必要だ」と強調した。協力の事例として、日本や米国、英国など各国政府が設置した機関「AIセーフティ・インスティテュート」での事前審査を挙げた。

 グーグル・ディープマインドは、世界トップ棋士に勝利した囲碁AI「アルファ碁」の開発でも知られる。

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