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茨城「メシ総選挙」も激戦、本選に進めるのは上位10自治体…食材の宝庫から新たな定番料理発掘

読売新聞 / 2024年10月10日 11時27分

笠間市がスイーツ部門にエントリーする「ほぼ栗プレミアムモンブラン」=茨城県提供

 衆院選の公示が迫る中、茨城県で12~14日、県内全44市町村が提案したご当地グルメの頂点を決める「シン・いばらきメシ総選挙」が行われる。自然が豊かで食材がたくさんあるのに、県の「顔」となる料理がないとして、県などが企画した。選挙で新たな逸品を見いだし、観光地としての魅力も高める。(水戸支局 吉村悠)

 茨城県はメロンや栗、ネギなどの生産量が日本一。納豆の産地として知られ、アンコウなどの魚介類も豊富だ。しかし、香川県の讃岐うどんのように「『茨城と言えばこれ』といった料理が認知されていない」(県地域振興課)のが悩みという。

 そこで、市町村が地元の食材を生かした新メニューを持ち寄る総選挙を企画した。県の三の丸庁舎(水戸市)で行われる総選挙には料理とスイーツの2部門があり、料理で41点、スイーツで39点が“立候補”した。来場者の投票結果などで上位10自治体に絞り、審査員が味や見た目などを評価して、各部門のグランプリを決める。

 常陸太田市が提案する「けんちんまん」は、県北部の郷土料理「けんちんそば」のつけ汁に使う、にんじんや大根、豚肉などを中華まんの中に詰めた一品。しょうゆとみそのまろやかさ、ゴロッとした食感が特徴だ。カフェを経営する京免きょうめん義典さん(59)らが地域のイベントで9年前から提供しており、観光客からも好評という。京免さんは「一度食べたらくせになる。地域で受け継がれてきた味を楽しんでほしい」とPRする。

 大洗町は地元でとれたアンコウと野菜を煮込んだフレンチ仕立てのスープをおす。栗の一大生産地・笠間市は和栗をふんだんに使ったモンブランで挑む。

 県は「新たなグルメが観光産業の底上げにつながれば」と期待している。

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