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衆院選へ各党が本格始動、ラオス訪問の石破首相は公示3日前に帰国へ

読売新聞 / 2024年10月10日 11時45分

ラオスに到着し、花束を受け取る石破首相(中央右)(10日午前)=川口正峰撮影

 衆院解散から一夜明けた10日、与野党は「15日公示―27日投開票」の衆院選に向け、本格的に始動した。自民党派閥の政治資金規正法違反事件を受けた政治改革などが争点で、自民、公明両党による連立政権継続を求める与党と、政権交代を訴える野党による決戦は早くも熱を帯びている。

 石破首相(自民党総裁)は10日午前(日本時間同)、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議での外交デビューに向け、ラオスに到着した。解散後の首相の外国訪問は異例だが、政権担当能力をアピールする絶好の機会としたい考えだ。12日に帰国し、公示日以降は、全国各地で遊説する方向だ。

 自民は10日午後に衆院選の公約を発表する予定で、政治改革や党改革に取り組む姿勢を強調する。

 公明党の石井代表は同日午前、さっそく街頭に繰り出した。石井氏は東京・JR秋葉原駅前でマイクを握り、「政治への信頼回復が何よりも重要だ」と強調し、「それができるのは公明党しかない」と訴えた。

 野党も支持拡大に向け活動を活発化させている。立憲民主党の野田代表は同日午前、都内で街頭演説し、自民の「政治とカネ」の問題をやり玉に挙げた。野田氏は「金権政治、世襲政治を変えることが、政治を変える第一歩だ。思い切った政治改革を実現させていただきたい」と政権交代の実現を訴えた。

 日本維新の会の藤田幹事長は同日午前、国会内で記者会見し、「政治姿勢や政策論などを見てもらい、維新への支持が少しでも近畿圏以外で広がっていくよう頑張りたい」と強調した。教育無償化を実現する会を離党し、維新への合流を表明していた前原誠司氏らの追加公認も発表した。

 共産党は同日午後、公約を公表する。国民民主党の玉木代表は同日、東京都内の計9か所で街頭演説を行う予定だ。

 一方、広瀬めぐみ・前参院議員(自民党を離党)の辞職に伴う参院岩手選挙区の補欠選挙が10日、告示された。衆院選と同日の27日に投開票が行われる。

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