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都市部の病院に採用された臨床研修医、地方で一定期間働く仕組み導入へ…集中防ぐ狙い

読売新聞 / 2024年10月11日 5時0分

厚生労働省

 厚生労働省は2026年度から、医師が多い都市部の病院に採用された臨床研修医が、医師が少ない地方で一定期間働く仕組みを導入する方針を決めた。東京、大阪、京都、岡山、福岡の5都府県から年間130人以上が参加することを見込む。医師が都市部に集中し、地方で不足する偏在の是正につなげるのが狙いだ。

 免許を取得した医師は、内科や外科、救急などの臨床研修を2年間受けることが義務づけられており、各都道府県が指定する病院に採用される。研修医が都市部に集中するのを防ぐため、都道府県別に募集定員に上限が設けられている。

 新たな仕組みで派遣先となるのは、医師が少ない青森、岩手、秋田、山形、福島、茨城、群馬、新潟、長野、岐阜、三重、山口、宮崎の13県など。対象は原則として臨床研修の2年目で、期間は半年以上とする。医師本人の希望に基づき、参加できるようにする。

 対象人数は、派遣元となる5都府県で募集定員上限の5%以上に設定した。厚労省は、研修内容の検討や運営にかかる費用への補助を検討している。

 地方では、様々な病気の患者を診たり、住民との距離感が近い中で対応したりするなかで、多様な経験を積みやすいとされる。厚労省は、こうした経験を通じて、若手医師が地域医療の魅力を知り、研修後も地方を勤務地として選んでもらえることも期待している。

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