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「紀州のドン・ファン」野崎さんと亡くなった日に電話、交友男性「『正しい嫁じゃない』と話し離婚したがっていた」

読売新聞 / 2024年10月11日 13時41分

和歌山地裁

 2018年に和歌山県田辺市の資産家で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた会社経営者野崎幸助さん(当時77歳)を殺害したとして、殺人罪などに問われた元妻、須藤早貴被告(28)の第11回公判が10日、和歌山地裁(福島恵子裁判長)で開かれた。野崎さんが亡くなった日に電話するなど、交友があった男性が出廷し、野崎さんには自殺の兆候がなかったと証言した。

 男性は、野崎さんが須藤被告について「『帰ってこないので、正しい嫁じゃない』と話し、離婚したがっていた」と述べた。野崎さんが倒れた状態で見つかった約5時間前に電話した時の音声データが法廷で再生された。男性は「いつも通りだった」と語った。

 須藤被告から資金援助を受けたという女性も出廷。女性の証言では、野崎さんにばれた後、須藤被告は「離婚は避けたい」などと言って、返済を求めてきたという。

 第12回公判は11日に開かれる予定。

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