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発見されたばかりの「紫金山・アトラス彗星」見頃は16日…ゆくゆくは太陽系外へ、国立天文台「出会い楽しんで」

読売新聞 / 2024年10月12日 20時34分

南米チリにある東京大学アタカマ天文台(TAO)で撮影された紫金山・アトラス彗星、写真は複数の画像を合成(撮影:東京大学TAOプロジェクト/中西昭雄)

 昨年発見されたばかりの「紫金山しきんざん・アトラス彗星すいせい」が今月中旬から見頃を迎える。国立天文台によると、彗星は16日頃から高度が上がって観測しやすくなるという。

 紫金山・アトラス彗星は昨年1月、中国の紫金山天文台が最初に発見し、同2月にも、小惑星の衝突警報システム「アトラス」を構成する南アフリカの望遠鏡で確認された。

 国立天文台によると、彗星は12日の日没後から西の低い空に見え始めるが、高度が低く、望遠鏡がないと見えにくい。16日頃からは高度が上がって観察しやすくなり、天の川が見えるような空の暗い場所では、肉眼でもぼんやりとした姿を捉えることができるという。

 彗星は氷とチリでできていて、「汚れた雪だるま」に例えられる。太陽に近づくと氷が蒸発し、二酸化炭素などのガスがチリとともに放出され、光り輝く尾のように伸びる。

 ゆくゆくは太陽系の外に出て行き、二度と戻らないと推測されている。国立天文台の担当者は「肉眼で見ることができる珍しい彗星だ。一期一会の出会いを楽しんでほしい」と話している。

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