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漢字書の第一人者・尾崎邑鵬さん死去、100歳…文化功労者で読売書法会最高顧問

読売新聞 / 2024年10月12日 5時0分

書家の尾崎邑鵬さん

 漢字書の第一人者で文化功労者、読売書法会最高顧問の書家、尾崎邑鵬(おざき・ゆうほう、本名・敏一=としかず)氏が11日、敗血症のため、大阪府東大阪市内の病院で死去した。100歳だった。告別式は近親者で営む。後日、お別れの会を開く。喪主は書家の長男、司邑しゆう(本名・康司)氏。

 京都府生まれ。廣津ひろつ雲仙や辻本史邑しゆうに師事した。王羲之おうぎし張瑞図ちょうずいとら中国の古典を研究し、墨のかすれを生かした力強い書風を確立。現代書道二十人展にも出品した。

 1983年に読売日本書法展で大賞を受賞し、翌年の読売書法会創立に参加した。86年に日展文部大臣賞、93年に「杜少陵としょうりょう詩」で日本芸術院賞を受け、2016年、文化功労者となった。23年に千葉県成田市の成田山書道美術館で個展を開き、新作を披露するなど、精力的に創作を続けていた。

 大阪を拠点とする書の団体「由源社」を主宰。日展顧問、日本書芸院最高顧問なども務め、書道の振興や後進の指導に尽くした。

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