「核の抑止力ではなく、私たちの活動こそが抑止力だ」…ノーベル平和賞受賞の被団協が記者会見
読売新聞 / 2024年10月12日 20時45分
ノーベル平和賞に選ばれた被爆者団体の全国組織「日本原水爆被害者団体協議会(被団協)」は12日、東京都千代田区で記者会見を開いた。核廃絶を訴えてきた被爆者らは「核兵器をなくすための大きな力になれば」と喜びを語った。
オンラインを含め広島や長崎で被爆した役員7人が出席。代表委員の田中
この日、石破首相から電話で祝意を伝えられた。その際、「核兵器はなくさなきゃいけないが、今の国際情勢を考えると現実的な手段を取っていかざるを得ない」と説明され、直接会うことを求められたという。
石破首相は、米国の核兵器を共同運用する「核共有」に言及したこともある。田中さんは「徹底的に議論し、間違っていると説得したい」と述べた。
事務局次長の和田
被団協は1956年に被爆者らが結成。「核なき世界」の実現を訴え、国内外で被爆体験の証言や署名運動を続けてきた。
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