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ダルビッシュとの日本人対決制した山本由伸…大谷も「圧倒的なピッチング」とたたえる

読売新聞 / 2024年10月12日 20時59分

リーグ優勝決定シリーズ進出を決め、関係者と抱き合って喜ぶ山本(中央)(11日)=片岡航希撮影

 【ロサンゼルス=帯津智昭】米大リーグは11日、ナ・リーグの地区シリーズ第5戦が行われ、大谷と山本のドジャース(西地区1位)が、ダルビッシュと松井のパドレス(西2位)を2―0で破り、対戦成績を3勝2敗として3年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。千賀のメッツ(東3位)と対戦する同シリーズは13日、ドジャースタジアムで開幕する。ポストシーズンで史上初めて、両チームの日本人投手が先発し、山本は5回2安打無失点、ダルビッシュは6回2/3を3安打2失点。1番指名打者で出た大谷は4打数無安打3三振で、ダルビッシュとの対戦は3打数無安打だった。

 「チームメートのみんなが、『信じているから』とマウンドに送り出してくれた」。ドジャースは地区シリーズ第1戦で3回5失点と打ち込まれた山本に、雌雄を決する第5戦の先発を託した。「簡単には切り替えられなかった」という山本を、仲間が奮い立たせた。

 課題だった立ち上がりの一回を三者凡退で切り抜けると、最速98・2マイル(約158キロ)の直球で押し、ストライクゾーンで勝負する投球で三塁を踏ませなかった。三回一死一、二塁では、好調のタティスを低めのスライダーで三ゴロ併殺。「攻める気持ちを持って、自信を持って思い切り投げた」と振り返った。

 重圧のかかる中での5回無失点の好投に、ロバーツ監督は「ヨシを信じていた。本当に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた」と絶賛した。大谷からはベンチで頭をなでられるなど、「前回登板した後にたくさん声をかけてもらったし、今日もポジティブな声かけをたくさんしていただいた」と山本。大谷は「相手を寄せ付けないような、本当に圧倒的なピッチングだった」と後輩をたたえた。

 救援陣も山本の好投の流れを引き継ぎ、今季レギュラーシーズンでは一度もなかった2試合連続の零封勝ち。大一番で投手陣が輝き、ワールドシリーズ制覇へ、まずは一つめの壁を超えた。

無念の幕切れのダルビッシュは来季に意欲

 ダルビッシュは山本と息詰まる投手戦を演じた。カーブを中心に多彩な変化球を駆使し、許したのはわずか3安打だったが、2本がソロ本塁打。味方打線が沈黙する中で、「(七回の)2本目のホームランがチーム的にちょっと痛かった。すごく悔やまれる」と厳しい表情で振り返った。けがなどで約3か月離脱したものの7勝を挙げ、日米通算勝利を203勝まで伸ばした今季。地区シリーズ第2戦では7回1失点で勝利投手になった。無念の幕切れにも、38歳のダルビッシュは「もっと良くなる可能性はある」と来季への意欲を口にした。

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