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明治天皇の専用客車、6年ぶりに公開…漆・螺鈿・七宝焼・西陣織がちりばめられた車内を間近に

読売新聞 / 2024年10月13日 12時55分

特別公開されている専用客車の内部(犬山市で)

 博物館明治村(愛知県犬山市)で、明治天皇ときさきの昭憲皇太后が乗車した専用客車内部の特別公開が12日に始まった。公開は6年ぶりで、2両は村内の鉄道局新橋工場で展示されている。27日まで。

 天皇用は1910年(明治43年)、皇太后用は1902年(同35年)に製造され、ともに鉄道記念物に指定されている。通常は車外から通路を隔てて見学できる車内に入り、女官室、侍従室、特別室を間近にすることができる。

 内装には、漆や螺鈿らでん(貝殻模様)、名古屋の七宝焼、京都の西陣織などが施され、当時の工芸技術の粋が集められている。扉は蝶番ちょうつがいまで菊模様、天井は飛鳥画や金模様が装飾されている。

 担当の学芸員は「時代の変わり目に、江戸時代まで伝わった技術を今につないだ意義ある特別車両」と説明している。公開時間は期間中、午前10時半~正午と午後1~3時。

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