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演説・握手・事務所開き…新潟県内で立候補予定者の活動本格化、ノーベル平和賞も話題に

読売新聞 / 2024年10月13日 15時0分

祭り会場で来場者と握手を交わす立候補予定者(12日、新潟市南区で)

 衆院の解散から初の週末を迎えた12日、衆院選(15日公示、27日投開票)の立候補予定者らは、好天の下新潟県内の繁華街でマイクを握ったり個人演説会で政策を訴えたり、それぞれ活動を本格化させた。

祭りや繁華街へ

 新潟市南区では、地元住民らが主催する祭り「たぬきの婿入り行列」に、与野党の立候補予定者2人がそれぞれ足を運んだ。

 ある立候補予定者は、メイク体験コーナーで、専門学校生からタヌキをイメージしたメイクを施してもらった。屋台で食べ物を買ったり住民らに名刺を渡したりして交流を図った。この予定者は「色々な方から声をかけていただきありがたい。頑張って浸透するしかない」と語った。

 その約1時間後には、同じ選挙区の別の立候補予定者も会場入りした。小学生らの踊りなどを見学した後、すれ違う人々に「よろしくお願いします」と声をかけたり握手を交わしたりした。

 「こんなに短い時間の選挙では、あらゆることが間に合わない。できるだけ多くの人にお会いしてお願いするしかない」

 買い物客が集まる新潟市中央区の繁華街では、野党の男性立候補予定者がマイクを握った。「買い物のときに一番物価高騰を感じる」と場所に合わせた話題を選び「消費税を下げれば、物価が下がる」と訴えた。

続々事務所開き

 事務所開きをする陣営も相次いだ。

 新潟市内の男性立候補予定者の陣営は、午前10時から事務所開き。スタッフや支援者らが集まる中、予定者がだるまに目を描き入れて必勝を祈願。「ガンバロー」三唱して拳を突き上げ、気勢を上げた。予定者は「戦いに向けて心を合わせることができた」と語った。

 この4時間後には同市内で、野党が擁立する女性立候補予定者も事務所開きをした。同市内や佐渡市から支援者が駆けつけ、選挙に向けて士気を高めた。

 約50人の支援者を前に、立候補予定者は「日本初の女性の総理大臣を目指す考えは、全く揺らいでいません」と力強く決意表明。自民党の政治資金収支報告書の不記載問題に触れ、「実態解明を徹底的にやることが先だ」と訴えた。

 区割り変更で前回衆院選後に新たに選挙区に加わった地域があり、「(前議員だが)最初は新人。ご縁をいただいた皆さんに初めて名前を書いていただきたい」と訴えた。

個人演説会で訴え

 小千谷市では与野党の立候補予定者がそれぞれ個人演説会で自らの政策を訴えた。

 ある立候補予定者は約130人を前に、実質賃金の推移や県内の医師不足などの資料をスライドで提示。経済政策と社会保障制度の刷新、政治改革が必要だと主張した。

 区割り変更に伴い、新たに小千谷市が活動の場となった別の立候補予定者は、2か所で計約70人を集め、自身の経歴や人物像を紹介し、除雪態勢の強化などを訴えた。

ノーベル賞も話題に

 立候補予定者だけでなく、政党支持者も衆院選に向けて活動を本格化させた。新潟市内の幹線道路沿いでは、野党支持者7人が、街頭演説やビラ配りなどをした。

 マイクを握った男性は、11日に被爆者団体「日本原水爆被害者団体協議会」のノーベル平和賞受賞が決まったことに触れ、「『受賞が決まってよかった』にとどまることなく、日本の政治や世界の平和にどんな意味があるのか考えないといけない」と呼びかけた。男性は演説後に、「政策だけ訴えても『また同じことを言っている』と思われるので工夫している」と狙いを語った。

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