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中国軍「東部戦区」が台湾を取り囲む形で軍事演習を開始、5月以来…頼清徳総統への軍事的圧力か

読売新聞 / 2024年10月14日 9時45分

 【北京=東慶一郎】中国軍の「東部戦区」は14日朝、台湾を取り囲む形で陸軍、海軍、空軍などが参加する合同軍事演習を始めたと発表した。今年5月の演習に続くもので、同戦区の報道官は「『台湾独立』勢力を震え上がらせ、国家主権と国家統一を守るための正当な行動だ」と主張している。演習の期間には触れていない。

 10日に台湾で行われた「双十節」(建国記念日に相当)の式典で、「中華人民共和国(中国)は台湾を代表する権利がない」などと演説した頼清徳ライチンドォー総統をけん制するため、軍事的圧力を強めているとみられる。

 東部戦区によると、陸海空軍のほか戦略ミサイルを運用する「ロケット軍」も参加。台湾海峡や台湾北部、南部、東部から艦船や航空機が台湾に接近し、海空戦力による戦闘演習や港湾や海域の封鎖などの訓練を行う。

 台湾の国防部(国防省)は14日、中国軍の演習について「理性のない挑発的な行動であり、強く非難する」とする声明を発表した。「適切な部隊を派遣し、実際の行動で自由と民主主義を守る」としている。

 中国軍は、頼氏が総統に就任した直後の5月23日からも台湾を取り囲むように大規模軍事演習を行っていた。

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