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米ハワイ州の刑務所で刺されたか、日本人受刑者の死亡確認…藤田小女姫さん母子殺害事件で服役

読売新聞 / 2024年10月16日 2時35分

移送のため成田空港に着いた福迫被告(当時、中央)(1994年8月)

 【ロサンゼルス=後藤香代】米ハワイ州の地元メディアは14日、1994年に同州ホノルルで占い師の母子を殺害したとして有罪判決を受け、約30年間にわたり服役していた福迫ふくさく雷太受刑者(59)が、州内の刑務所で刺殺されたと報じた。

 報道によると、13日深夜、刑務官が雑居房で、刺されて血を流した状態で倒れている福迫受刑者を発見した。福迫受刑者は間もなく死亡が確認された。殴られたような跡もあった。地元警察は、同じ房で服役中の38歳の男による犯行とみて、捜査を進めている。

 福迫受刑者は神奈川県出身。94年にホノルルで占い師の藤田小女姫さん(当時56歳)と息子の吾郎さん(同21歳)を射殺したとして第2級殺人罪に問われ、翌年、終身禁錮刑の判決を受けた。福迫受刑者は事件直後に帰国したが、日米犯罪人引き渡し条約に基づき、日本人が殺人罪で米側に身柄を引き渡された初の事件となった。

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