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[党首走る]自民・石破茂総裁、持論控え「党内与党」へ

読売新聞 / 2024年10月18日 12時8分

街頭演説に集まった聴衆に笑顔で手を振る石破首相(15日、福島県いわき市で)=川口正峰撮影

 5度目の挑戦となった9月の自民党総裁選で、念願の首相の座をつかみ取った。「厳しい選挙区を回って勝たせたい。それに尽きる」。総裁選の勝因を「選挙の顔」への期待と受け止め、選挙期間中は苦戦が予想される自民候補を中心に応援に飛び回る考えだ。16日午前には羽田空港から徳島県に向かい、午後は四国を巡る。

 「『いわき・ら・ら・ミュウ』ってどこですか。朝から飲める店があるらしい」

 公示日の15日、福島県いわき市での街頭演説では、地酒などを買える近くの観光物産施設の名前を出して聴衆の笑いを誘った。必ずご当地ネタを盛り込むのが“石破流”だ。その地方の主要産業などをみっちり勉強し、演説にも「地方創生」の考えをにじませる。

 演説が終わると、聴衆の間に入って握手を繰り返す。会場の警備はかつてより厳しくなり、聴衆との距離も開いたが、政治の師と仰ぐ田中角栄・元首相の「握った手の数しか票は出ない」との教えを忘れない。

 首相就任前は、時に政権にも直言する姿勢から「党内野党」と称されてきた。就任後は、党内で反発のある持論の展開を控えるケースも見受けられる。衆院選で結果を出して政権基盤を固め、「党内与党」として求心力を高めていけるか。新境地を開く戦いに挑んでいる。(政治部 太田晶久)

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