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5年ぶり箱根路めざす筑波大、予選会へ仕上がり上々…エース金子佑太朗「日本人1位が目標」

読売新聞 / 2024年10月16日 14時43分

練習でチームを引っ張る金子選手(右)と古川主将(右から2人目)(10日、つくば市で)=伊能新之介撮影

 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)の予選会が19日、東京都立川市で行われる。5年ぶりの本戦出場を目指す筑波大は今季から新たに就任した木路きじ修平監督の下、激しいチーム内競争を乗り越えてきた。本番を間近に控えた伝統校の姿に迫った。(伊能新之介)

 10日、同大の陸上競技場で、予選会にエントリーされた14人が大会前最後の集団走に臨んだ。3キロを9分で走った後に2キロを6分50秒で走る練習を3回繰り返し、最後にもう1キロ。エースの金子佑太朗選手(4年)と古川幸治主将(4年)に引っ張られ、主力選手は最後まで列を崩さず、想定より45秒も速い49分45秒で走りきった。木路監督は「合格点だ」と話し、予選突破へ自信を見せた。

 「自分が強くなることだけを考えてほしい」。4月に就任した木路監督は7月の夏合宿で古川主将と金子選手にそう伝えた。

 金子選手は同月、5000メートルで13分45秒43、1万メートルで28分29秒16の筑波大新記録をマークし、古川主将も今年1万メートルなどで自己ベストを更新。チームをまとめようと目線を下げることは避けさせて、実力のある2人に周りの選手が食らいつくことを理想とした。古川主将は「予選会突破は強い個人があってこそ。まずは自分が結果を残すことを第一に考えた」と振り返る。

 狙い通り、高いレベルでの競い合いを経て、チーム力は向上。各チーム最大12人がハーフマラソンを走り、上位10人の合計タイムで競う予選会では、金子選手と古川主将を含めて主力の7人がタイムを稼ぐことを狙う。成長著しい1、2年の爆発力にも期待がかかる。金子選手は「目標は日本人1位。タイムを稼いでチームを楽にしたい」と意気込む。木路監督は「選手層もタイムも思い通りのチームに仕上がった。仲良しチームじゃなくて、個の力を厳しく高め合うことができた」と手応えを語る。

 近年の予選会では主力にケガ人が出るなどして思い通りの結果を残せなかったが、今年はここまで大きなケガもなく、地道な練習に取り組んできた。古川主将は「4年間の集大成。箱根駅伝を目指す」と、力強く語った。

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