イスラエル首相、対レバノン「一方的な停戦に反対」…激しい空爆継続で市長ら6人死亡か
読売新聞 / 2024年10月16日 21時13分
【エルサレム=田尾茂樹、パリ=梁田真樹子】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は15日、フランスのマクロン大統領と電話で会談し、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの紛争に関し「一方的な停戦に反対する」と述べた。イスラエル軍は16日もレバノン各地で激しい攻撃を続け、ロイター通信は治安筋の話として南部ナバティエへの空爆で市長ら6人が死亡したと報じた。
イスラエル首相府の発表によると、ネタニヤフ氏はマクロン氏に対し、「ヒズボラの再武装や再編を阻止できない、いかなる合意も認めない」と伝えたという。マクロン氏はネタニヤフ氏に停戦を促しているが、不調に終わっている。
一方、ヒズボラ幹部のナイム・カセム師は15日のテレビ演説で「我々には敵の全ての場所を攻撃する権利がある。打撃を受けても我々はまだ強力だ」と語り、攻撃を広げる方針を示した。
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