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ゼレンスキー大統領が「勝利計画」の内容初公表、5項目「今すぐ実行なら来年中には戦争終結可能」

読売新聞 / 2024年10月17日 11時24分

16日、キーウの議会で演説するゼレンスキー氏=AP

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は16日の最高会議(議会)での演説で、ロシアの侵略終結に向けた「勝利計画」の内容を説明した。ゼレンスキー氏は9月以降、米欧首脳らに計画を説明してきたが、具体的な内容を公表したのは初めて。

 計画は5項目で、1番目に北大西洋条約機構(NATO)加盟に向けた交渉への「即時かつ無条件」の招待を挙げた。NATOは7月に開いた首脳会議の首脳宣言で「後戻りできない道を進んでいる」と表現し、ウクライナの将来的な加盟を支持した。ゼレンスキー氏は演説で「NATO加盟への招待は平和のための真の基礎となる」と述べ、NATO側の早期決断を呼びかけた。

 2番目の「防衛」では、ウクライナ軍によるロシアへの越境攻撃の継続、米欧から供与された長射程兵器の使用制限の撤廃などを並べた。3番目は通常戦力による抑止力の強化、4番目は天然資源の共同開発などの経済分野、5番目は戦闘終結後の安全保障協力を挙げた。

 ゼレンスキー氏は「今すぐ計画を実行に移せば、遅くとも来年中には戦争を終わらせることができるだろう」と強調した。

 一方、米国のバイデン大統領は16日、ゼレンスキー氏と電話会談し、防空システムや装甲車など総額4億2500万ドル(約635億円)の追加軍事支援を表明した。両首脳は、ウクライナ支援国による首脳級会合を来月にオンライン形式で開くことを確認した。

 両政府の発表によると、バイデン氏は会談で来年1月の退任までに行う支援について説明した。数百発の防空ミサイル、複数の防空システム、大量の弾薬、数千台の装甲車などを供与するという。ゼレンスキー氏は米国の超党派の支援に謝意を伝えた。

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