「藤井フミヤ」名乗る人物とＳＮＳでやりとりし…佐世保の７０代女性、１３０万円だまし取られる

長崎県佐世保市

　ＳＮＳを悪用したロマンス詐欺で、長崎県佐世保市内の７０歳代女性が今年４月から１０月上旬に、計１３０万円をだまし取られる被害があったと、佐世保署が１１日発表した。芸能人「藤井フミヤ」を名乗る人物らが相手で、同署は注意を呼びかけた。

　同署によると、女性は４月、「藤井フミヤ」を名乗る人物からＳＮＳ上でメッセージが届き、やりとりをするようになった。その後、マネジャーを名乗る人物から「フミヤが長崎に行くことになって、奥様と会議します」「ヘリコプターを使うレンタル料が必要」などとメッセージが届き、女性は９月末～１０月４日、手付金やレンタル料などの名目で４回にわたり現金計１３０万円を振り込んだ。

　同７日に５回目の振り込みをしようとした際、銀行員から詐欺の可能性を指摘され、発覚した。

　同署管内では１～９月に１７件、計約７４９５万円のＳＮＳ型投資・ロマンス詐欺の被害が発生しており、「面識のない人からの金銭要求は詐欺を疑ってほしい」と注意を促している。