1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

TSMC効果大、工場立地の熊本・菊陽町の平均家賃は20%以上アップ…熊本市を上回る

読売新聞 / 2024年10月18日 9時30分

台湾積体電路製造(TSMC)の熊本工場(熊本県菊陽町で、読売機から、2月17日撮影)

 不動産情報サービスのアットホーム(東京)は、台湾積体電路製造(TSMC)熊本工場周辺の賃貸マンションの家賃に関する調査結果を発表した。立地する熊本県菊陽町の平均家賃は単身向け、家族世帯向けとも、進出前より20%以上、上昇し、いずれも県庁所在地の熊本市を上回った。

 同社の不動産情報サイトに登録された賃貸物件の家賃について、進出前の2021年1~3月と、進出後の24年1~3月の平均を比較した。対象地域は菊陽町に加え、同町に隣接する熊本県内の熊本市、合志市、大津町の計4市町と、県全体とした。

 菊陽町の24年の平均家賃は、広さ30平方メートル以下の単身向けで21年比23・6%上昇の月4万9900円、50~70平方メートルの家族世帯向けで23・1%上昇の8万1429円と大きく増えた。工場に近く、工事関係者向けの引き合いが増えた大津町も伸び率が高かった。

 一方、熊本市の伸びは単身向けで0・8%、家族世帯向けで8・4%にとどまり、平均家賃はいずれも菊陽、大津両町を下回った。

 アットホームは「従業員や関連企業の住宅ニーズの急増が家賃にも表れた。特に工事関係者などで単身者のニーズが高まっている」と分析。「周辺では新築物件の建設が相次いでおり、供給過多も懸念される」と指摘した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください