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神奈川大、グループ走でチーム底上げに成功…箱根駅伝予選会へ中野剛監督が初陣

読売新聞 / 2024年10月18日 10時47分

神奈川大の中野剛監督

 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の予選会が19日、東京都立川市の陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園までのハーフマラソン(21・0975キロ)のコースで行われる。今季、新監督を迎えた神奈川大や山梨学院大など43チームが午前9時35分にスタートし、上位10チームに与えられる本大会(来年1月2、3日)の出場権を目指す。(田上幸広)

母校の監督は「本当に名誉」

 神奈川大が台頭した時代に活躍したランナーが、指導者として母校に戻ってきた。中野剛監督(51)は学生時代、1993年の第69回大会から3回連続で箱根駅伝に出場。「母校の監督をやらせてもらえるというのは本当に名誉なこと」と意欲をみなぎらせる。

 卒業後は実業団の佐川急便で競技を続け、引退後はコーチや監督として2012年ロンドン五輪マラソン代表の山本亮らを育てた。

 19年のある日、神奈川大の恩師である大後だいご栄治監督(当時)から「いつか俺も代わる時が来る。頭に入れておいてくれ」と、後継を打診された。21年から神奈川大コーチ、23年からヘッドコーチを務め、今年1月4日から監督に就任した。

 部長兼総監督となった大後氏の指導方針を踏襲しつつ、細部にはアレンジを加えた。

 以前は各自で走ることが多かったが、グループで走る練習を増やした。じっくりと練習で脚を作るのがチームの特徴だったが、レースにも積極的に出場させて場数を踏ませてきた。

 主力の宮本陽叶はると(3年)は当初は変化に戸惑ったというが、「夏場の練習では、みんな距離走もうまく走れていた。全体としてレベルは上がっている」と底上げに自信を見せる。

 粒ぞろいだった昨季の4年生がごっそりと抜け、中野監督は「チームを預かった時は今季の箱根には出られないと思っていた」というが、10か月を経て「出てもおかしくないチームに変わった」。手応えをつかみ、監督としての初陣に臨む。

 ◆予選会の方式 各チーム10~14人がエントリーし、そのうち10~12人が走り、上位10人の合計タイムで競う。来年1月2、3日の本大会に進めるのは上位10校。出場権を得られなかったチームの選手で関東学生連合チームが編成される。

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