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ドジャース山本由伸が5回途中8K2失点「変化球が良かった」「すごい経験している」

読売新聞 / 2024年10月18日 14時2分

4回、投ゴロを好フィールでイングで処理して打者走者を1塁に刺す山本由伸=Brad Penner-Imagn Images

 米大リーグ、ナ・リーグの優勝決定シリーズ(7回戦制)は17日(日本時間18日)、ドジャース(西地区1位)がメッツ(東3位)に快勝して対戦成績を3勝1敗とし、4年ぶりのワールドシリーズ出場に王手をかけた。

 中5日で先発したドジャースの山本由伸は4回3分の1で73球を投げて4安打2失点。勝ち星こそつかなかったが、メッツの強打線から8三振を奪う納得の投球でチームの勝利につなげた。

 大谷翔平の初回先頭打者本塁打で先制した直後のマウンド。2番ビエントスに速球を捉えられ、右中間越えのソロ本塁打を許した。だが、その後が見事だった。3番アロンソから6番マルティネスまで、イニングをまたいで4者連続奪三振。

 メッツの強打線に対して「丁寧にコースを狙って投げた。変化球が良く変化していた。右打者が多く、スライダーが多くなったけれど、いいボールだった」と振り返った通り、落ちる球やスライダーをうまく使って、五回途中まで打者19人から8つの三振を奪った。

 三回には連打と四球で一死満塁のピンチを背負い、4番ニモを遊ゴロ併殺に打ち取ったと思われたプレーが、ビデオ判定で併殺崩れとなって1点を失った。だが、走者を背負っても大崩れはせず、五回に先頭打者の9番アルバレスを死球で歩かせて、続くリンドーを速球で三振に打ち取ったところでロバーツ監督が早めの投手交代を告げた。

 今季ポストシーズンの山本は、パドレスとの地区シリーズ初戦に先発したが、3回5失点で降板。しかし、第5戦ではダルビッシュ有との日本人投手の投げ合いの末、5回を2安打無失点の好投で、リーグ優勝決定シリーズ進出に貢献した。

 「初回から失点したが、リードを守って次につなげた。最低限の仕事だったかもしれないが、勝てたことがうれしい」と試合後の山本。「登板のたびにすごい経験をしていると感じる」とも話し、メジャー1年目にしてポストシーズンの大舞台を存分に味わっている。(デジタル編集部)

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